独立前にエンジニアが知るべき不安と対策

フリーランスのエンジニアとして独立するということは、言葉だけであれば簡単に言えますが、実際はそう簡単ではありません。
独立するということは個人事業主になるということであり、自分一人の「会社」を作ることと等しいのです。
そのため、規模は違えど、会社の社長と同じような苦労をすることになるでしょう。

例えば、フリーランスは会社員と違って、良くも悪くも自分に仕事を割り振る上司はいません。
自分の仕事は自分で探す必要があります。
会社で言えば、設立したての会社が取引先を探すようなものですので、そう簡単にはいきません。

上手くやるには、まずは自己分析を行い、見つけた長所をセールスポイントとして売り込み、短所を補う方法を見つけましょう。
もちろん、これは独立前にまず行うべきで、もし短所の方が明らかに多い場合は、時期尚早にならないよう自己研鑽に励み、成長してからキャリアアップを目指しましょう。
また、今の時代の営業活動は足を動かすばかりではありません。
SNSや、自分の実績をまとめたポートフォリオを活用して、効率よく情報を広めましょう。

もちろん、心身の健康管理も大きな課題です。
会社員と違って、個人事業主に労災保険も失業保険も存在しないため、体のみならず心のリフレッシュも時には必要です。
働く日と休日は明確に分けて、休日は仕事には一切手を付けず、休むことに専念しましょう。
また、休日を確保できるように無茶なスケジュールを組まないよう、自己管理能力も身につけるべきです。
これらの不安に適切に対処すれば、個人事業主として大成できることでしょう。